悩み・トラブル

飲食店の店長の実態と、ブラック企業から抜け出せない会社の構造とは

会社員

「お客様の笑顔がやりがいです!」

一生懸命、朝から晩まで、辛くてもしんどくても頑張って働き続ける飲食業の社員さん。

そんな飲食店ですが、店長の平均年収はどれくらいか知ってますか?

平均年収:約300万円

手取りではなく総額ですよ。

会社によって違いますが、平均するとこれぐらいです。

ボーナスが少ないと嘆く男性
ボーナスなんてほぼなし、あっても寸志程度。

平均ですから、もちろんこれよりも低い人もたくさんいるわけですし、店長でなければ平均年収はさらに下がります。

 

労働時間は?というと

【一般的な飲食業社員の労働時間】

昼から夜にかけての営業 朝9時~夜11時
ランチのある居酒屋 朝10時~深夜1時
朝まで営業の居酒屋 夕方4時~朝5時

会社の体制にもよりますが、大手であっても各店舗に社員は店長一人が当たり前だったりしますし、個人経営っぽい飲食店なら、オープンから閉店までいなくてはいけないという会社も多いので、これぐらいの労働時間になってしまいます。

 

休みは?というと

月に4回(週1回)休めればいい方

定休日があれば、週1回はキープできますが、そうでなければ、スタッフが休んだり忙しかったりで、公休がとんでしまうことも珍しくありません。

GW、お盆、年末年始の大型連休などは、休みがあるどころか、休みが削られてしまいます。

 

毎日13時間前後働いて、週一の休みは削られて、年収は300万円

これで頑張ることができますか?

 

とあるセミナーで、この話をしていた講師がいるのですが、最初はどっと笑いが起きて、途中からみんな怖くなったのか会場は静まってしまったほどでした。

セミナー

それぐらい異常な事だというのを、飲食業で働く人は理解しなくてはいけません。

 

では店長になって頑張って、報われると時が来るのか?

成長真っ盛りで、どんどん店舗を出店するような状況でない限り、SV,マネージャー、さらには課長、部長などのポストは空きが出ませんよね。

つまり、ほぼ店長止まりで、出世はできないんです。

会社を辞めたい社員

20代はまだ夢を見ていますが、30代、40代になって、それに気づくわけです。

出世できる!さらにやりがいのある仕事を目指せる!というのなら、踏ん張って頑張るのもアリでしょう。

ですが、多くの会社が、安定している上の人は辞めずに、労働環境の悪い現場で働く下の人から辞めていきます。

つまり飲食店で出世するのは、構造上ほぼ無理といえるのかも知れません。

 

将来性のある飲食店とは

ブラック企業のレッテルを貼られた「ワタミ」が、離職率を引き下げることに成功したことが話題になりましたが、定着率の良さ=労働環境の良さと考えるのなら、それも一つの功績でしょう。

ホワイト企業大賞特別賞ワタミ

人手不足が多く叫ばれる飲食業なのに、労働環境を改善しようとしない企業が圧倒的に多いですからね。

大切なのは長期的にみた場合、将来をみた場合に、従業員が充実感、すなわち「やりがい」を持って働ける環境があるということです。

 

「お客様の笑顔」も大切ですが、それでどれだけ頑張れますか?

1~2年は頑張れるかもしれませんが、5年10年出世もせずに、給料も増えずに頑張れませんよね。

・アルバイトが成長した
・リピーターが増えた
・売上が前年比を上回った

飲食業の「やりがい」として、よくいわれる言葉ですが、頑張った分の対価を、手に入れることができたのでしょうか。

サービス残業しまくって、年に1,000円の昇給じゃないですか?

 

将来性のある飲食店とは、長期的に利益を確保できる事が条件になります。

もちろん浮き沈みの激しい業界ですから、長期的に見ることは難しいかも知れませんが、目先の利益ばかり追いかけているような会社は、短期的な利益しか見えていないので、いつまで経っても生産性が低いままなわけです。

もうひとつは、従業員が最低限の幸せを求めることが出来るだけの、給料や労働条件を確保するということです。

労働条件がいちばん大事だというのは、至極当たり前のことなのに、なぜか置き去りになっている飲食業界。

・長期的な利益
・従業員の満足度

この2つがなければ、どんなきれいごとを言ったところで、いつまでも人の入れ替わりが激しい、万年人手不足から抜け出すことはできないのです。

「お客さんの笑顔の為に」は短期的なやりがいであって、将来を考えるなら長期的に、自分の環境に目を向ける必要があるのではないでしょうか。

良い職場

世の中は、ブラック企業を続ける会社と、労働環境に力を入れ始めた会社に、二極化されていく動きがあります。

今の職場で働いても先が見えているのなら、新しい可能性を探してみてはいかがでしょうか?

諦めながら働くことほど、悲しい人生はありませんから。

>>ホワイト企業に転職したいと思ったら つづく