悩み・トラブル

飲食は入社前に聞いた条件と違うのが当たり前、怖くて転職できない!

ブラック

飲食店の転職でいちばん怖いこと、それは

入社してみたら、聞いていた条件とまるで違う!

ということですよね。

ジュンイチ
ジュンイチ
何度も飲食店で転職を繰り返してきた筆者ですが、そういったことは当たり前のようにありました。

・給料25万円~ → 20万円スタート 
・実働8時間 → 15時間
・昇給・賞与年2回 → なし
・社会保険完備 → なし

募集要項に記載されていたのは、いったい何だったのか・・。

 

それが怖くて転職ができない!

という人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

そもそもそれって「違法じゃないの?」という話ですが、実際はどうなのか?どうすれば、まともな会社に転職することが出来るのかを説明していきたいと思います。

意味がない?嘘だらけの飲食の求人内容

飲食業で転職する場合、求人誌やネットで求人情報をみて、比較するということになると思いますが、その情報がデタラメなら、何のための転職活動なのかすらわかりませんよね。

本当のことを記載している会社も多いと思うのですが、いくらでも誤魔化しがきく書き方をしているのも事実です。

具体的にはどういった””があるのか、一般的な募集要項を例に挙げてみました。

月給:190,000~280,000円
※年齢や経験を考慮、試用期間アリ
▼給与例:入社3年目(店長)36万3千円
☆昇給・賞与二回(4カ月分の実績)
☆週休二日制
☆シフト制(実働8時間)

何となくわかった気になる募集要項ですが、ブラック企業の可能性も少なくないことが、おわかりいただけるでしょうか?

月給に隠された罠

月給:190,000~280,000円

90,000円の幅がある時点で、月給の記載なんてあってないようなものですよね。

ジュンイチ
ジュンイチ
残業代が含まれるのかどうかもわかりません。

給与例(入社3年目(店長)36万3千円)などもよく書かれていますが、これも最大限の額で、まずもらうことはできないと思っておいた方がいいでしょう。

役職手当、残業手当、その他の手当てや、売り上げ達成の報奨金など、いくらでも誤魔化すことが出来るのです。

36万3千円の実態
・給料25万円
・役職手当3万円
・残業手当3万円
・通勤手当1万円
・家族手当2万3千円(配偶者+子供二人)
・売上達成報奨金2万円

試用期間は、さらに給料が低くなる場合もありますし、期間などの条件も確認しておかなければいけません。

 

昇給・賞与の罠

月給に幅があるので、毎年どんどん昇給していきそうな気がしますが、飲食業の昇給なんて無い場合もあれば、あっても千円や二千円しかないこともあるので、あまり期待しない方がいいです。

賞与(ボーナス)は、契約書などに”金額”または”給与の○カ月分”などの記載がない限り、会社の都合で自由にカットすることができます。

つまり「給与○カ月分」ではなく「〇カ月分の実績」などと書かれている場合は、1カ月分さえ”もらえる保証”はないというわけです。

 

週休二日制の罠

週休二日制と聞くと、週に二回休めると思ったあなたは、注意しないといけません。

週休二日制というのは、毎週二日休めるのではなく、週に二日休める日が月に1回以上あるという意味なのです。

イクヨ
イクヨ
毎週二日休めるのは、「完全週休二日制」です。

週休二日制と完全週休二日制の違いだけで、年間休日数は40日も差が出て来るので覚えておきましょう。

 

シフト制(実働8時間)の罠

実働8時間と書かれていると、1日に8時間しか働かなくていいのかと思いますが、残念ながら飲食業でその可能性は低いです。

これは解釈の違いですが、いろんな資料を調べていると、残業時間を含まない労働時間を実働として8時間と記載していることがあるようです。

つまり実際の労働時間とは、何の関係もないと受けとることもできるわけです。

 

イクヨ
イクヨ
募集要項に隠された罠を説明してきましたが、いかがだったでしょうか?

条件が記載されているようで、何とでも言い逃れができることがわかったと思いますし、そもそもブラック企業は平気で嘘を書くので、罠を見破るのは困難だといえます。

なぜ会社は平気で嘘をつくのか

入社したらバレるのに、なぜ会社は嘘をついてまで人を募集しようとするのでしょうか?

それがいいか悪いかは別として、募集をかけるからには人が応募して来ないと意味がないからです。

~ブラック劇場~

ブラック企業

「社長、そろそろ社員を募集して人を増やさないと、みんなくたばってしまいます。求人広告を載せましょう。」

「よしいいだろう。ただし求人には金がかかるんだから、必ず応募が来るようにするんだぞ!」

「わ、わかりました。でも、うちの条件では他社に負けてしまうので、もっと条件を良くして下さい!」

「もっと頭を使わんか!募集要項はエサだよエサ。給料は高めに、労働時間は8時間、休日は多めに書いとけばいい。とにかく入社させてしまえば、こっちのものだ。」

そうして入ってきた人を、試用期間中だからといってごまかしながら、辞めていくまでコキ使うのでした。

入社前って”雇ってほしい立場”なので、給料のこととか、労働時間や休日のことって聞き辛いですよね。

うまくうやむやにされると、それ以上は聞けなくなってしまいます。

入社してブラックだと気付いても、履歴書が汚れることや、すぐ辞めることは悪いことだという固定観念から、しばらく働いてしまうわけです。

残念ながら、そういった労働者の心理をうまく悪用している会社が、飲食業には多いのです。

なぜ求人広告のウソがまかり通るのか?

募集要項や面接のときに聞いた条件と、入社してからの条件がまるで違う。

お金をとっているわけではないですが、これって詐欺みたいなものですよね。

ジュンイチ
ジュンイチ
人の人生の貴重な時間を奪い、経歴に傷をつける行為が許されていいのでしょうか?

 

法律はどうなっているのか気になると思いますが

微妙なんです・・。

一応は、広告で嘘をついて人を募集することは、違法であり罰則もあります。

職業安定法
第六十五条次の各号のいずれかに該当する者は、これを六月以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
八 虚偽の広告をなし、又は虚偽の条件を提示して、職業紹介、労働者の募集若しくは労働者の供給を行つた者又はこれらに従事した者
参照元:電子政府の総合窓口

イクヨ
イクヨ
懲役または罰金刑まであるのに、なぜ守られていないか不思議ですよね。

その理由は、カンタンに言い逃れができてしまうからです。

「広告を出したときは、その条件だったけど、その次の日に条件が変わりました。」といえばいいだけ。

実際に刑が実行された例はないということです。

会社は労働条件を明示する義務があるが

労働基準法第15条第1項には、「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。」と規定されています。
参照元:厚生労働省ホームページ

求人情報には正しい労働条件を記さなかったとしても、会社は正確な労働条件を詳細に記載した書面またはメールを、労働者に明示しなければいけません。

ジュンイチ
ジュンイチ
労働期間、就業場所、労働時間、残業の有無、休日、賃金とその計算方法および支払方法、退職に関することは、必ず記載する義務があるのです。

 

ですが、問題が二つあります。

ひとつは、明示するタイミングは初出勤の直前までなら、いつでもかまわないということです。

面接が終わり採用も決まっているのに、本当の条件は入社ぎりぎりまで分からなくても仕方がないということなんです。

もうひとつは、飲食業でその義務を守っている会社は少ないということです。

労働条件の明示は、労働基準法で定められているので違反をすると、30万円以下の罰金があるにもかかわらず、あまり守られていないので、明確な労働条件を知るためには、会社に催促することが必要というのが実情でしょう。

イクヨ
イクヨ
結局、法律は当てにならないのね。

入社前に正しい情報を知るには?

募集要項に嘘が書かれていても、見抜くことは難しい。

面接で労働条件の明示を求めるのも、採用に影響しそうで怖い。

入社した後に、嘘だとわかることはもっと怖い。

どうすればいいのか?

答えは「転職エージェントを通して転職活動する」です。

転職エージェントとは

企業の求める人材と、転職者の希望をマッチングさせるのが仕事で、転職がうまくいくと企業から報酬がもらえるため、転職者は無料で利用できるサービス。

とはいっても、普通の「転職エージェント」を利用してはいけません。

なぜなら一般の転職エージェントは、報酬の安い飲食業には力を入れてこなかったという事実があるからです。

報酬優先で転職先を紹介されたら、エージェントを利用する意味がありませんよね。

 

ジュンイチ
ジュンイチ
飲食業に特化した「転職エージェント」を利用しましょう。

飲食業に特化した「転職エージェント」なら、「入社前に聞いていた話と条件が違う」というトラブルが多いことや、「どういった理由で転職したいのか」という面接では伝えにくい”飲食ならではの事情”にも詳しいので、気軽に相談することができます。

>>もっと詳しく

まとめ

募集要項を見たら、そこまでひどい条件はないのに、なぜかブラック企業で溢れている飲食業界。

疲労した男性

ブラックでありながらも、辞めることができない。

その心理の奥深くには、どうせ転職しても「入社前の条件とは全然違うから意味がない」という考えがあるからなのかもしれません。

 

ですが、時代は変わりつつもあります。

働き方改革関連法が施行され、ブラック企業の代名詞でもあった「ワタミ」でさえもが、今ではホワイト企業よりになってきているのです。

ホワイト

そして転職エージェントのサービスを利用して、転職活動が出来る時代なわけですから、活用しない手はありませんよね。

イクヨ
イクヨ
なんといっても無料なのです。

求人に報酬を払ってまで、エージェントを利用する企業なら、ホワイトである可能性も高いわけです。

入社後の条件のトラブルが心配な人は、入社後のフォローをしてくれるエージェントもあるので、そういったサービスを利用するといいと思います。

>>飲食業に特化した転職エージェントについて、もっと詳しくみる