飲食業で一生懸命働いてきて、気が付けば40代半ば。
このままでいいんだろうか?
そう考えることが多くなってきた。
人生の折り返し地点に立つと、これまでと人生の見え方も変わってきますよね。
30代までは、バイトとも仲が良く、店では中心的な人物だったけど、なんとなく最近は他の従業員と壁があるように感じてきたのではないですか?
親が自分より年下という従業員も出てくる世代ですから、仕方がないことなのかも知れません。
ですが、職場に居づらくなってきたとしたら、それは問題です。
年齢が上がるにしたがって、今の職場に対する不安が出てきたのではないですか?
・給料はこのまま上がりそうにない
・体力はいつまで持つのだろうか
・病気になったらどうしよう
・年寄り扱いされないだろうか
もし「転職を考えだした」というのなら、今がその時かもしれません。
なぜなら飲食業界で転職は、40代までにした方がいいからです。
飲食業の転職は40代までにするべき理由

日本は、国民を70歳まで働かせようとしている国ですから、40代なんてまだまだ働き盛りの真っ只中とも言えます。
とはいえ、体力にも不安を覚えはじめ、収入も先が見えてきて、いろいろと心配し始める年齢でもありますよね。
できれば50代は、仕事の面でも、給料や保険などの保証面でも、安心して仕事がしたいと思いませんか?
飲食業の50代には、安月給のまま、過酷な労働に耐えられなくなって、アルバイトで過ごさなくなるような人が少なくありません。
仕事を辞める人が多いのです。
環境を変えるなら今!
40代の転職が最後のターニングポイントなのです。
50代になると求人は少なくなります。
雇用対策法が改正され、平成19年10月から、事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならないこととされ、年齢制限の禁止が義務化されました。※参照元:厚生労働省
厚生労働省の計らいで、年齢によって差別することのないように、求人の募集要項で年齢の記載が禁止になって早10年以上。
これで、求人の採用に年齢が関係なくなったのかというと、そんなことはありません。
応募はできても、年齢で落とされるという風潮は根強く残ったままなのです。
特に年齢に関する記載がない場合は、まず50代は対象ではないと考えていいでしょう。
40代前半でギリギリといったところではないでしょうか。
一般的には、年齢を記載することが禁止された代わりに
○○~○○才の方が活躍しています!
という書き方をして、求職者にサインを送っている場合が多いです。
それ以上の人は、応募してくれるな!ということですね。
逆に40代50代でも募集しているという場合には
年齢不問!50代の方も活躍中!
というような書き方でアピールしたり、シニアの求人として、一般の求人と分けられていたりします。
まだまだ働けると思っていても、世間の目はそうは見てくれないということです。
どちらにしても、求人数は40代から減りはじめ、50代になると圧倒的に不利になってしまうのは間違いありません。
だからこそ、転職をするなら、選択肢の多い40代の方が有利だと言えるのです。
50代は体力が衰え、病気になる確率が増えます。

40代では、まだまだ体力も若いものに負けない!という方もいらっしゃるかも知れませんが、50代になるとさすがに無理が効かなくなってきます。
病気で入院する確率は、30代に比べ40代で1.5倍以上、50代だと2.5倍以上にもなるのです。(※厚生労働省による平成29年の統計を参照)
一度入院したことがある人なら、わかると思いますが、いろいろと大変なんですよね。
会社の対応が冷たかったり、労災保険を使わせてくれなかったりで、会社に対する見方が変わることもあります。
ブラック企業で働いているのなら、入院することは死活問題にもなりかねないことを理解しておかないといけません。
病気にも備えて、安心できる職場を確保しておきたいですよね。
40代なら給料アップや昇進も狙える

50代の求人となると、どちらかといえば未経験でもできるような仕事であったり、あまり責任のないような仕事が多く、あまり待遇に期待することができないものが多くなります。
仮に仕事的にはそれでいいとしても、給料も下がってしまいそうですよね。
どうしても年齢でみられてしまうことは避けられません。
ですが40代だと、これまで培ってきた経験を買ってもらうことができれば、給料アップも見込めますし、さらに昇進を狙うことも可能な年齢だといえます。
・店長になりたい
・エリアマネージャーを目指したい
・本社勤務がしたい
40代の転職は、これまでの経験を活かし、自分のスキルを高く売ることができる”最後のチャンス”なのです。
まとめ

40歳になると仕事はなくなる。
そう言う人もいますが、飲食での転職は40代ならまだまだ可能。
ホワイトな職場で働けるチャンスはあるのです。
50代になると、世間の目は冷たくなって、本当に求人の数が減ってしまいますから、条件のいい転職ができるのは、これがラストチャンスだと、思っておいた方がいいかも知れません。
転職するときの注意!
「働き方改革関連法」が施行され、労働環境が見直されてきたとはいえ、まだまだブラック企業がはびこる飲食業界。
転職をして失敗すれば、「元の職場の方がよかった・・。」とならないとも限りません。
そうなると、取り返しがつかないことに・・。
本気で転職を考えてみようという方は、飲食業の40代が転職を成功させる方法をご覧ください。
理想の職場がみつかる確率が格段に上がることは間違いないでしょう。