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個人経営の居酒屋で社員になるのはおすすめできない理由

居酒屋のイメージ画像

居酒屋で働いていると、転職を考えることもしばしばあると思います。

ブラック企業のチェーン店だったから、個人経営のような小さな中小企業の会社なら、気楽に働けそうと思う人も多いのではないでしょうか?

ですが、経験者である筆者から言わせてもらうと、個人で経営している居酒屋で社員として働くことは、おすすめできません。

なぜなら個人経営の居酒屋ほど、ブラック企業が多いからです。

※個人経営とは個人事業主を指すこともありますが、ここでは社長と従業員という小規模な中小企業も含めます。

 

もちろん中には、働きやすいところもあるかも知れませんが、それでも給料やその他の待遇には、期待できない店が多いと思った方がいいでしょう。

もし働くとしても、独立のための修業と割り切れる人や、事前に条件を良く話し合ったうえでなければ、無駄な転職になってしまう可能性が高いのです。

実際に大手のチェーン店、中規模のチェーン店に嫌気がさして、小規模な個人経営の居酒屋で働いて失敗した筆者が、安易に個人経営の居酒屋で、社員として働いてはいけない理由を解説していきます。

個人経営の居酒屋で働いてはいけない理由

組織の人間関係がしんどくて個人経営の店で働き問いと考える人も多いと思いますが、そういった小規模な会社はとにかく、大手にくらべると、何もかもがいい加減なことが多いと思っておいた方がいいと思います。

具体的には

・給料
・休日
・社会保険

実際に個人経営の居酒屋で、社員として働いて、大失敗した筆者の経験も踏まえて、説明していきます。

とにかく待遇が悪いことが多い

経営者は、いわゆるワンマン社長ということが多いので、給料さえもいい加減に決められる場合が多いです。

「基本は〇万円で、頑張りによってあげていくから」

みたいな感じですね。

頑張ったら給料をあげてくれそうでポジティブな気分になりますが、良くいえば家庭的、悪くいえば無責任ともいえます。

 

特に経験のない若い子は、仕事がわからないことを理由に、14~15万円程度で働かされるという個人店も少なくありません。

労働時間は長いので、完全に最低賃金を割っているわけですが、賃金は労働時間の対価として支払わなければならないので、店側の「修行だから」は通りません。

残業代の計算もいい加減で、タイムカードは形だけだったり、酷ければ明細書がもらえない職場も。

ボーナスなんて、基本的にはないし、あっても寸志程度で、売り上げがちょっと悪いとカットされます。

店長になっても、もともと安い給料に、役職手当がほんの少しつくだけで、たいして上がりません。

 

休日も、週に1回というところが多く、従業員も少ないので、誰かが休むと、休みを返上して働かないといけないこともよくあります。

筆者も、従業員の代わりに出勤したり、大型連休や年末年始などに休日出勤をすることがありましたが、休日手当はおろか、ただのタダ働きでしかありませんでした。

 

社会保険がないようなところも多く、そういった店では、勝手に給料から引かれる会社員と違って、自分で管理しなければいけないわけです。

ここまでくると、もはや社員の意味がありません

アルバイトの方がよほどマシという状況ですよね。

 

従業員が飛ぶ

そういったいい加減な店では、従業員が逃げるように辞めていきます。

給料日直後に突然いなくなる。

いわゆる「従業員が飛んだ」というやつです。

給料は翌月の20日以降にもらうところが多いと思いますが、最後の給料を捨ててでも逃げたくて、突然辞めていくわけです。

そうなると、その負担は残りの従業員で賄わなければいけなくなります。

仕事が増えるだけではなく、労働時間が増えたり、休みが削られることも。

筆者が働いていたのは、3店舗ほど運営している会社でしたが、半年に一人ぐらいは、従業員が飛んでいました。

ケチなワンマン社長が多い

個人経営の店でも、従業員思いの人格者が経営者ならまだ望みはありますが、そうでないケチなワンマン社長が経営していることが多いです。

いわゆる”典型的なブラック企業の社長の考え方”を持った経営者です。

自分がすべて正しいと思っています。

何をしてもいいと思っているし、労働基準法など守る気はありませんから、はっきり言って救いようがありません。

最初は良い人に見えても、次第に化けの皮が剥がれていくこともあるので、口がうまい人には要注意です。

個人経営の居酒屋で働くメリットは?

待遇にはあまり期待できない、デメリットの多い個人経営の居酒屋ですが、働くメリットはどんなことがあるのでしょうか。

・面接に受かりやすい
・自分次第で「やりがい」を持てる

・独立のための経営を学べる

大手のチェーン店の面接となると、飲食業とはいえ、スーツを着ていくことになるでしょうし、面接官もこわもての人事部長やマネージャーなどだったり、二次面接があったりもします。

その点、個人経営なら面接といっても、経営者と店の中で雑談をするような感じなので、そこまで緊張することもありません。

そしてなんといっても、面接に受かりやすいです。

なぜなら、個人経営の店には、そんなに応募者もいないので、人を選べるほどの余裕がありませんし、広告費をかけた元をとりたいと考えるからです。

 

また自分次第で、仕事にやりがいを持つことができます。

ある程度のマニュアルはあるとしても、大手のようにガチガチではないので、自分の接客ができたり、出来合いものの調理ではなく、ちゃんとした料理を学ぶこともできるわけです。

アイデアも大手に比べて通りやすいですし、すぐに実行に移すことも出来るので、うまくいく「やりがい」を感じることが出来るかも知れません。

新しいメニューの考案も、個人経営の店なら採用されやすいといえるでしょう。

 

独立を目指している人にとっては、かっこうの修業の場になります。

料理やドリンクのレシピ、集客やお金の流れまで、店のすべてを勉強することができるので、自分で店を出すイメージが湧きやすいですし、失敗しないためのシミュレーションもできるわけです。

経営者がいい人なら、自分が店を出すときも力になってくれるかもしれません。

個人経営の居酒屋のメリットまとめ

デメリットだけではなく、メリットもあることは分かりましたが、経営者が余程の人格者ではない限り、あまり長居する場所ではないでしょう。

一定期間だけ働きたい場合や、独立のための修業と割り切って働くというのなら、個人経営の居酒屋で働くのもアリかも知れません。

ふつうに転職を考えているだけならば、待遇だけではなく将来性もしっかり考えてから応募しないと、そこから人生が狂ってしまう可能性もあるので、注意してください。

筆者が個人経営の居酒屋選びに失敗した理由

筆者は、ある地域で3店舗ほど居酒屋を運営している、個人経営ともいえる中小企業で働いて「失敗した」と感じました。

なぜ失敗したのか?

その理由とは、目的もなしに適当に選んでしまったからという一言につきます。

 

その前には、中規模の飲食店で働いていたのですが、次の職場が見つかったら辞めようと思っていました。

ですが、ちょっとした事件があり、急にその職場を辞めることになったのです。

次がみつかっていない状態で、無職になってしまったわけです。

 

そうなると、条件よりも”見つけることが目的”となってしまい、スカウトメールに登録しまくっていたんです。

そして連絡がきたのが、個人経営の居酒屋でした。

給料は25万円で社会保険はなし、休みは週一回。

条件は悪いのですが、何よりも”また仕事を探す”というのが億劫だったので、働くことに決めてしまったんです。

その結果、これまでの従業員はすぐに飛ぶので人手不足、店長は変わりもので酒を飲みながら仕事をして毎日絡んでくるという環境も最悪のなかで、3年も働くことになってしまったわけです。

2年で店長になりましたが、給料もたいして変わらず、責任と仕事だけが増え、ついには精神内科で診察を受けるまで疲れ果てました。

ここでは詳しく書きませんが、本当に最悪の会社だったし、最悪の3年間でした。

でもこんな今どきあり得ないような店が、個人経営の居酒屋では当たり前だったりするのです。

すべての失敗は、適当な転職活動にありました。

まとめ

個人経営の居酒屋で社員になって失敗した筆者ですが、個人経営の居酒屋でも、すべてがおすすめできないというわけではありません。

大切なのは、目的をしっかりと持って働ける環境があるということです。

とはいっても、待遇が悪ければ、働く意欲もわきませんから、面接で給料や労働時間に残業、休日、社会保険加入の有無など、はっきりさせておくことも絶対に必要です。

ジュンイチ
ジュンイチ
募集要項だけでは、わからないことが多いのです。

 

やりがい+待遇

飲食業で働く人は、待遇面を適当に考えている人が多いのが、離職率の多さにつながっています。

目的があって待遇も妥協しなければ、個人経営の居酒屋でも、十分にやりがいを持って働ける職場を見つけることが出来るでしょう。

居酒屋店員

転職は成功させないと意味がありません。

ちょっとエネルギーを使いますが、頑張ってください!

>>飲食業の転職はこれで安心!