もうこんな会社辞めたい!
とはいっても、飲食業で働いていたら毎日帰りが遅くて、お風呂に入って寝るだけの生活。休みの日は気が付けばお昼過ぎで、何もする気が起きないし、ゆっくり転職を考える時間もない。
転職活動するにも時間がない!
転職に要する時間は平均して2~3カ月
いっそのこと、今の職場を辞めてから次の仕事を探そうか・・、そう考える人もいるかも知れませんね。
筆者はそのタイプでした。
切羽詰まっているなら、それもアリだと思いますが、もう2~3カ月我慢できるのなら、退職してから次の職場を探すことはおすすめできません。
一度退職してから転職活動するのは、デメリットが多いからです。
時間がなくても、できるだけ在職中に転職活動することをおすすめします。
時間がなくても転職の目的を明確に!
在職中に探すにしろ、一度退職してから転職活動をするにしろ、まずは転職の目的をハッキリさせないと、ロクな転職先は見つかりません。
時間がない人こそ、目的を意識しておかないと、無意味な転職をしてしまう危険があるのです。
漠然と転職活動をするだけでは、ブラック企業の確率は高くなりますよね。
筆者は飲食の会社を、何回も転職してきましたが、その辺りをあまり考えずに、次の職場を探したので、結局はしばらくすると不満が爆発して、次を探すのくり返しになってしまっていました。
飲食の会社なんて、実際に働いてみないと、実際の待遇も給料もわからない業界だと、あきらめが入ってたんだと思います。
筆者がことごとく転職に失敗してきたのは、目的がなかったからです。
転職する目的と、将来の目的です。
なぜ転職したいのかを考えて、どんな職場で働くことができたら、それは解決できるのか?を考えていけば、おのずと優先すべき事柄の順位がわかってくるはずです。
労働時間が長すぎて体が辛い
→1日の労働時間は10時間以内に抑えたい
休みが少ないのでリフレッシュできない
→隔週でもいいから連休が欲しい
仕事が単調でもう続けたくない
→ステップアップできる環境に行きたい
サービス残業はしたくない
→残業代をしっかり支給してほしい
そして将来どうなっていたいのか?そこにたどり着くためには、どんな職場を選ぶべきかを一度じっくり考えてみるといいと思います。
・自分の店を持つために料理の腕を磨きたい
・SVや幹部として働いていたい
・満足のいく給料をもらっていたい
・海外で働いていたい
・仕事も私生活も充実させていたい
生きていくために働くのはもちろんですが、将来の目的があるのとないのでは、仕事に対する姿勢も変わってきますよね。
在職中に転職するメリット
退職してから「ゆっくり仕事を探したい」という人もいるかも知れませんが、勢いだけで辞めてしまうと、後悔することにもなりかねません。
転職活動は、在職中にはじめたほうが、辞める時もスムーズですし、メリットも大きいのです。
実際にどんなことがメリットになるのかを、まとめてみました。
・精神面で有利
無職期間というのは、長くなるにつれ不安になりますし、精神衛生上もよくありません。
年齢がある程度いっていれば尚更です。
そんな中で転職活動をしても、いい就職先が見つかる確率は、低くなってしまうわけです。
ですが在職中なら、そこまで焦る必要もないわけですから、気持ちに余裕がある状態で、転職活動を行うことができます。
・ブランクができない
精神面は自分の問題ですが、雇う側からすると、ブランクがあるということは、残念なことに「何か問題があるのでは?」と疑問を持たれる材料にしかなりません。
「会社が倒産した」などのハッキリした理由があれば別ですが、在職中に比べると無職で転職活動というのは、あまりよくない印象を与えるというのが日本の社会の風潮です。
時間に余裕があるのはいいですが、気が付けば半年、1年のブランクが出来てしまったということにならないように、気を付けなければいけません。
・各手続きの必要がない
飲食でもよほどのブラックでない限り、社会保険は会社に任せていたと思います。
ですが無職になると、健康保険は国民保険、厚生年金をは国民年金に切り替えないといけませんし、住民税も自分で払わなければいけません。
失業保険を受給するなら、ハローワークに何回も通う必要もあるのです。
かなり面倒ですが、ブランクなくあたらしい職場に入社できれば、特に自分で手続きをする必要はなくなります。
・収入の不安がない
仕事をしていなければ、当たり前ですが、働いているときに比べて、出費がかかるようになります。
まかないもないので食費がかかりますし、今まで勝手に給料から引かれていた社会保険や税金も自分で納めなくてはいけません。
ブランクを経験した人はわかると思いますが、予想以上の額を請求されるので、失業保険をもらったとしても、大部分がその支払いに消えてしまいます。
とくに蓄えがない人にとったら、死活問題になりかねないですよね。
・退職もスムーズにいく
転職は、仕事を探すだけではなく、退職するにも一苦労ですよね。
人手不足や繁忙期などで、引き留められることも多いでしょうし、できれば円満退社をしたいと思っていても、それが難しいこともあるわけです。
いちばんいいのは、転職先を決めてしまうということです。
退職について言い訳を考える必要もありませんし、期間を引き延ばされることもなくなるのです。
時間がなくてもスカウトメールはおすすめできない
自分で転職先をさがす時間がないからといって、やってしまいがちなのが、スカウトメールに登録してスカウトを待つという方法です。
こちらから探さなくても、カンタンな経歴や条件を入力しておけば、企業側からスカウトのメールが届くわけです。
「あなたの経歴に興味があります。」
求職中にこんなメールが届いたら、「自分は必要とされている」という気持ちから、うれしくなりますよね。
自分に自信がない人ほど、そう思うのではないでしょうか?
でもそれが落とし穴なんです。
そう言った人に”刺さる言葉”たくみの文章が送られてきますが、ただの定型文を大量に送っているだけであって、本当にあなたの経歴をみて、スカウトしたいと思っているかは怪しいものです。
もちろん中には、真剣にスカウトしてくる会社もあるかも知れませんが、人手不足の飲食業界で怪しい会社も多い中、まともな会社にめぐりあえる確率は、ほとんどありえないと言っても過言ではないでしょう。
時間がない人はどうやって転職活動すればいい?
転職にかかる期間は、平均2~3カ月。
もちろん、その期間は転職活動に専念したとしての期間です。
条件に合う求人を探して応募、書類審査が通れば面接という流れを、週に1回を目安に行うことが出来れば、平均的な転職活動期間で転職できるかも知れません。
毎日少しずつ求人情報を見たり、履歴書や職務経歴書を作成して、週1回の休みを面接にとられるわけですから、かなり骨が折れる仕事になるでしょう。
ですが、目的にかなう職場へ転職できなければ意味がありませんから、これぐらいは覚悟して臨まなくては、転職を成功させるのは難しいのです。
転職エージェントを利用するという方法
実は最近になって、飲食業の転職にいい風が吹いています。
・飲食業に特化した転職エージェント
・企業による労働環境の見直し
ひと昔前は、転職サイトにお金を払ってまで、人を募集したいという飲食業の会社はほとんどなかったのです。
あっても、ほんの一握りの人を対象にしたような募集ばかり。
コスパの悪い”飲食業に転職”に本気で取り組んでいる転職サイトも、ありませんでした。
それが、ここ数年で「飲食業を専門で扱う転職エージェント」が出てきたんです。
そして「働き方改革関連法」などの影響もあってか、労働環境の良さをアピールする企業も増えてきています。(※有名なところで「はなまるうどん」や「串カツ田中」など)
一時はブラック企業の代名詞とも言われた「ワタミ」なんかも、離職率を下げるための工夫をして、今では労働環境もかなり改善されたということです。
つまり転職エージェントを通して転職活動をすれば、効率的にホワイトな環境の職場を探すことができるというわけです。
・登録→条件などの面談→求人の紹介
・書類審査→面接→入社
※プロのアドバイザーによる履歴書添削や面接のアドバイスもあり
一人での転職活動には限界がありますが、これなら時間がない人でも、最小限の労力で最大限の効果を得ることができるのではないでしょうか?
面接日なども間に入って調整してくれるので、在職中に転職活動をしたい人にはうれしいサービスですよね。
一つ問題点があるとすれば、全国に対応しているサービスは少ないということです。
面談から入社まで、求職者と企業の間に入ってサポートするには、そのエリアに本社や支店がないと難しいですよね。
でも残念ながら、全国をサポートする環境までは整ってないので、エージェントのサービスを利用できるのは、一部のエリアの人に限られるわけです。
もし利用できる地域ならば、時間がない人ほど転職エージェントを通して、転職活動することをお勧めします。
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