悩み・トラブル

飲食店に入社して”試用期間中”に辞めたいと思っている方へ

すでに辞めたい新人社員

飲食店に就職したものの、「試用期間(研修期間)中」に辞めたいと悩む人が多いようです。

飲食業を転々としてきた筆者も、そんな経験が何度かあります。

でも結局は、しばらく留まることを選んできました。

その結果、良かったこともあり、悪かったことも・・。

じゃあ、どうすればいいのか?

辞めたいと思う理由にもよると思います。

試用期間だからこそ、早く手を打った方がいいこともあれば、しばらく様子を見た方がいいこともあるからです。

飲食店に勤務して、試用期間中に辞めたいと思った人がとるべき行動とは、何なのかをまとめました。

そもそも試用期間って何なの?

居酒屋店員

試用期間に研修期間、場合によっては「見習い期間」などと書かれていることもあると思いますが、いわゆる「お試し期間」という言葉が、いちばんしっくりくるのではないでしょうか。

つまり面接までは問題がなかったけれど、実際に働いてみて、この先続けていくことができるかどうかを、企業側と労働者側で見極める期間に当たります。

 

労働基準法などの法律で、基準が定められているのかというと、そうではありません。

試用期間は”絶対に必要なもの”だと、企業に義務付けられているわけでもありませんし、期間が決まっているわけでもないのです。

基本的には通常の労働と変わらないので社会保険だって、試用期間中であっても、条件を満たしていれば加入させなければいけません。

ジュンイチ
ジュンイチ
労働をはじめる時点で、すでに労働契約は交わされているのです。

 

とはいえ、入社から14日以内であれば、会社は解雇予告をせずに、労働者を解雇することができるという期間に当たるので、2週間は実質的には仮契約と捉えることもできます。

通常の予告解雇は30日前に予告するか、30日以上の平均賃金を支払わなくてはいけません。

また、会社は試用期間を設ければ、その期間は通常の給料よりも低く設定しやすいという利点があります。

通常は1~3カ月程度で、あまり長すぎると、労働者に不安定な状態が続いてしまうことになるので、長くても1年ぐらいと捉えられることが多いようです。

試用期間中でも、会社が自由に解雇できるわけではない

嫌な辞令を持ってきた上司

くり返しになりますが、働き始めている時点で、雇用契約が結ばれているわけですから、試用期間中でも、会社が理由もなく労働者を、自由に解雇していい期間というわけではありません。

ただし、解雇予告のいらない”入社して2週間以内”なら、通常の解雇よりも、会社側の意思が通りやすくなることも事実です。

例えば、労働者が履歴書を偽っていたことや、面接ではわからなかった事実が発覚したり、勤務態度が悪かったり、試用期間中に”うつ病”などの病気を発症したりということも、解雇する理由になり得ることがあるのです。

入社から2週間以内なら解雇を予告する必要もなく、理由を付けて辞めさせやすいが、それ以降は通常と同じく、30日以上前の予告か、30日以上の平均賃金を支払うことが必要。

 

労働者も自由に退職していいわけではない

退職したい男性

会社が労働者を解雇するのに、試用期間中でも法律を守らないといけないように、労働者側も試用期間中だからといって、勝手に辞めていいわけではありません。

法律では2週間前に、申し出(上司である立場の人に伝える)をしなくてはいけないことになっています。

つまり辞めたいと思っても、申し出てから最大2週間は、働く義務があるということになります。

就業規則で1カ月前に申し出るように書いてあれば、それに従わないといけないと書いてある記事もありますが、それは間違いです。日本に法律よりも重いルールはありませんから、2週間前で大丈夫です。

現実的には、無理やり引き留めても、問題を引き起こす原因になるだけなので、よほどのことがなければ、即日または早めに退職できると思います。

試用期間中の給料は会社の言いなり?

土日休みの求人

給料は、月給25万円と聞かされていても、試用期間中は20万円というように、少ない額を提示されることになると思います。

飲食の場合は「見習い期間」などといわれて、一般的な額よりも低い給料で、1年どころか2年、3年と働かされることもあります。

イクヨ
イクヨ
昔は手に職をつけるための修業という意味合いが強かったのですが、令和の時代にはそれは通らなくなっています。

 

会社は最低でも給料を時給計算したときに、最低賃金を下回らない額を支払わなければいけません。

たとえ試用期間中は20万円だと言われていても、最低時給で計算した額が25万円だったとしたら、会社は25万円を支払わなければいけないわけです。

20万円には、残業代が含まれているとか、みなし残業代込みだとか、言う会社もあるかも知れませんが、そんな言い訳は通用しません。

飲食を試用期間中に辞めたい理由

試用期間中に飲食を辞めたくなるのは、筆者も経験があるのでわかるのですが、どういった理由が多いのかを調べてみました。

会社の対応に不信感が募っていたのが、入社して確信に変わったり、労働条件が面接で聞いていたものとまるで違ったり、仕事内容が想像と違い、将来的に不安になったり、人間関係が最悪だったりといったことが多いようです。

・会社がブラックだと気付いた
・労働時間や給料に偽りがあった
・やりたい仕事からかけ離れていた
・パワハラなどの人間関係

さらに詳しく見ていきましょう。

会社がブラック企業だと気付いた

会社を辞めたい社員

仕事を探すときってなんとなくテンションが上がって、内定をもらえたら会社に忠誠心のようなものが湧いてきて、周りが見えなくなってしまいますよね。

でも落ち着いてきたら、急に怪しく思えてきて、インターネットで調べると、悪い噂や口コミがたくさん出てきたりするものです。

いざ入社して先輩社員から、会社の悪口や愚痴ばかり聞かされたら、もう不安しかなくなって辞めたくなりますよね。

労働時間、給料などが、聞いた話とまったく違う

面談

飲食業では、労働条件が聞いていた条件とまったく違うということがよくあります。

「給料は25万て言ったけど、しばらくは22万円ね。」

「週休二日だけど、完全週休二日ではないから、週に二日休めるのは月に1回だけね。」

というような重大なことを、入社してからさらっと言われるわけです。

こんな会社は、辞めたくなって当然ですよね。

やりたい仕事ができそうにないと分かった

レジをする店長

料理を覚えたかったのに、ほとんどが出来合いで、袋から出してチンするだけ。

寿司だってシャリは機械がつくって、ネタは解凍した切り身を乗せるだけ。

包丁すら使わない・・。

こんなことをしていて、将来何になるのか不安になりますよね。

実際に飲食店の調理場で働いていても、料理の一つも作れないなんていう人は多いのです。

パワハラは当たり前!人間関係が最悪

パワハラ

飲食に限ったことではないですが、人を馬鹿にしたり、傷つくことを平気で言う人っていますよね。

入社する敷居が低い飲食業には、他よりも変な人が入ってくる可能性も高くなりますから、確率でいうと人間関係が悪くなることも多いといえます。

とくに若い新人だと、弄られたりからかわれたりすることも多いでしょうし、仕事が覚えられなかったり遅かったりして罵倒されたり、場合によっては絶えられないぐらいのパワハラに感じる職場もあるかも知れませんね。

試用期間中で辞める不安やデメリットとは

辞めたいと思っているけど、なかなか決心がつかなかったり、不安なことも多いのではないですか?

試用期間とはいえ、就職を破棄するわけですから、それなりのエネルギーも使いますよね。

そんな不安やデメリットについて、こんなことを考えている人が多いようです。

・働いた分の給料は支払ってもらえるのか?
・履歴書に傷がつくのか?

実際にどうなるのか、筆者の経験も含めて説明したいと思います。

試用期間中の給料はもらえる?

お金

試用期間中なら、働いたと言っても、実際には”教えてもらっている段階”とも言えるかも知れないですよね。

会社の利益になることはまだしていない。

なんなら手間をとらせていることの方が多いかも。

とはいえ、こちらも時間を拘束されて、労力を費やしたわけだし、交通費もかかっている。

払ってもらうものは払ってもらわなければ。

と、深く考えてしまいがちですが、試用期間中に辞めたとしても、当然働いた分の給料はもらわなければいけません

よほど悪質な会社でない限り、振り込んでくるはずですが、もしも振り込まれないようでしたら、労働基準監督署に相談しましょう。

履歴書に傷がついてしまう?

職務経歴書と履歴書の画像

意外と考えてしまうのが、この問題ですよね。

もしも試用期間中に退職したことを、記載しなければいけないのだとすれば、最悪1日目に辞めたとしても、記載しなくてはいけないことになってしまいますよね。

転職も多いし、できれば余計な経歴を増やしたくない!

そんな人も多いと思います。

そこへもって、マイナスでしかない試用期間中の退職の経歴なんて、記載する必要はあるのでしょうか?

 

資料によって見解が異なるので、あくまでも筆者の解釈になりますが、結論をいうと

書いた方がいいけれど、書かなくてもそこまで問題ではない

ということです。

 

「書いた方がいい」という理由は、多少なりとも経歴を偽ったと捉えられる可能性があるわけで、最悪の場合は採用を取り消されると言われかねないからです。

「書かなくてもそこまで問題ではない」という理由は、もし入社後に発覚したとしても、法的に悪質な経歴詐称と判断される可能性は低いからです。

ジュンイチ
ジュンイチ
ハローワークなどでは、書かないように指導していることもあるようです。

 

次の職探しが不安なら

採用されてうれしかったのも束の間。

入社してみたら、お先真っ暗。

働き続けるのも不安、辞めるのも不安。

同じ不安ならもう少し続けてみようと思って、ダラダラと愚痴を言いながら働き続ける人も多いと思います。

 

新しい職場を探したとしても、また同じような環境だったら・・

そう考えると、次を探すのも億劫になりますよね。

そんな人には、転職エージェントを通して、求職活動することをおすすめします。

面談

要は転職エージェントに、間に入ってもらって仕事を探すわけです。

一人で不安を抱えながらじゃ、限界もあるし妥協しやすくなって、いい求人もなかなか見つからないですよね。

ジュンイチ
ジュンイチ
ブラック企業を見極めるのも困難です。

 

ですが、転職のプロの力を借りれば、いい求人がみつかる可能性もグーンと上がりますし、面接では言いにくいことも、転職エージェントになら前もって話すことができますし、面接でのアドバイスももらうことができるのです。

企業との仲介をしてくれるので、待遇の条件や仕事内容が大きく異なるということがありませんし、環境のいい職場で働ける確率が高くなるわけです。

 

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飲食での試用期間中の退職まとめ

昔は「石の上にも三年」といわれ、すぐに辞めることは”よくないこと”だと言われ続けてきました。

その会社で”身につけたいもの”があるならば、それもいいでしょう。

多少の我慢は必要なのかも知れません。

ですが、いまは転職が当たり前の時代。

希望がない会社にいくら長くいても、不安なだけで時間の無駄です。

それならばスパッと辞めて、次を探した方が、精神的にも安定しますし、明るい未来が待っているかもしれません。

面接に合格した男性

大事なのは、その会社にいて”希望の将来を目指すことができるかどうか”ですよね。

周りのことは気にせずに、自分の将来を第一に考えて行動してみてはいかがでしょうか。

>>飲食で理想の職場への転職を成功させる方法