悩み・トラブル

居酒屋の店長は残業代ナシが当たり前だと騙され搾取されてませんか?

店長の残業代

こんにちは、飲食業を転々として生きてきたジュンイチです。

居酒屋の店長をしていた時期も5年ぐらいありました。

店長といっても、雇われですから給料が少ないんですよね。

本当に人に言えないぐらいの給料でした。

アルバイトに「店長って長時間労働だから、給料は40万とか50万ですよね?」といわれたときは悲しくなりました。

その半分やがな!(おまけにボーナスもないで!)

大学生のバイトが卒業して辞めていくわけですが、すぐに給料は抜かれてしまうわけです。

そう考えると、バイトに偉そうに話してる自分が恥ずかしくなったものです。

給料の少なさは本当に人を惨めにしますよね。

そんな雇われ店長の給料のお話です。

その頃は毎月決まった額の給料をもらっていたわけですが、あとで考えるとすごく損をしていることに気付きました。

飲食店で店長をしている人は、こんな勘違いをしていませんか?

・店長は管理職だから、いくら働いても残業が出ない

筆者もなんとなく聞きかじったことがあり、「そんなものなのか。」ぐらいにしか考えていませんでしたが、それは間違いだったんです。

店長も他の従業員のように残業代を請求できる!

労働基準法によると「管理監督者に残業手当を支払う必要はない」というのは本当です。

ただし雇われ店長は「管理職」であっても、労働基準法のいう「管理監督者」に当たるかというと、そうではないんです。

店長
管理職○
管理監督者×

結論!店長でも残業代は請求できます

管理監督者の定義
・経営者と一体的な立場にあり、重要な職務を有している
・労働時間、休憩、休日の枠を超えて働いている
・賃金、地位などがふさわしい待遇であること

カンタンにいうと、ほぼ経営者と同じ立場で、時間に縛られず、給料がかなり優遇されているということです。

つまり従業員やアルバイトに指示を出すぐらいの権限しかなく、タイムカードで出退勤の時間が決まっていて、一般社員とそこまで給料の違いがない雇われ店長は、労働基準法のいう管理監督者には当たらないので、残業代を請求できるわけです。

厚生労働省の「労働基準法における管理監督者の範囲の適正化のために」においても、飲食業のチェーン店の店長を「管理監督者」として扱うのは不適切だとされている記述があります。

 

店長の役職手当は残業代にあたらない!

役職手当をもらっているので、その中に残業代が含まれていると思っているかも知れませんが、それはありません。

なぜなら役職手当は役職に対する手当であって、残業代は残業に対して支払われるものだからです。

役職手当に”残業代が含まれている”は通らないのです。

超カンタンに残業代を計算する方法!

これまで役職手当に誤魔化されていたけど、残業代をもらえることがわかった。

そうなると、本当はいくらもらえる権利があるのか気になりますよね。

細かいことはおいといて、カンタンに計算してみましょう。

例 給料30万円
・基本給17万円
・役職手当3万円

・残業代5万円(みなし残業)
・家族手当3万円
・交通手当2万円

まずは基礎賃金(基本となる時給)を算出しますが、仕事に直接関係のない「家族手当」と「交通手当」は省きます。

「基本給」と「役職手当」を通常勤務の時間で割ったものが、基礎賃金となるわけです。

労働時間の基本は「1日8時間、週に40時間」ですから、仮に月に30日ある月だとすると、171時間になります。(※細かい説明は省略しています。)

(基本給+役職手当)÷171時間

例の場合だと
基本給17万円+役職手当3万円=20万円。

20万円÷171時間=1,170円になります。

つまり1,170円が基礎賃金です。

 

実際に働いた時間から171時間を引いたものが残業時間です。

例えば月に230時間働いた場合、230時間-171時間で、残業時間は59時間ということになります。

残業代は基礎賃金の1.25倍なので

基礎賃金の1,170円×59時間×1.25=86,288円

例 給料30万円
・基本給17万円
・役職手当3万円・残業代5万円(みなし残業)
・家族手当3万円
・交通手当2万円月の総労働時間230時間
毎月の基本給料 基本給17万+役職手当3万=20万円
月の法定内労働時間 171時間
基礎賃金 20万÷171時間=1,170円
残業時間 230時間-171時間=59時間
残業代 1,170円×59時間×1.25=86,288円

※深夜残業(22時~5時)は、1.25ではなく1.5倍、休日出勤の場合は1.35倍(深夜1.6)をかけて算出します。

残業代が86,288円で、給料に含まれた残業代は5万円なので、36,288円以上を請求できることがわかります。

ジュンイチ
ジュンイチ
これが毎月だと、1年で43万円以上・・。

店長の残業代まとめ

「店長は残業代が出ない」

そんな言葉に騙され続けてきた。

気が付けば、損をした額は軽く数百万円!

店長だから店の為に頑張るのが当たり前だと思ってきたけれど、ここまで搾取されていたのかと思うと、やる気も出ないですよね。

店長の残業代
・店長は管理監督者にあたらないので残業代が出る
・役職手当に残業代が含まれているま通らない
・みなし残業代との差額を請求できる

あなたの職場は大丈夫ですか?

現在の職場に満足しているというのなら、それもいいと思います。

仕事=お金、だけではないですからね。

ただし、満足していないのであれば、無理をせずに転職を考えてみるのもひとつの手です。

 

幸い、世間はブラック企業に対して厳しくなってきています。

「働き方改革関連法」も施行されています。

やっと、これまでの”労働環境が悪い→人手不足”という悪循環のままではいけないと、気づき始めたのです。

ジュンイチ
ジュンイチ
飲食業界にもいい風が吹き始めてきたわけだね。

 

もうブラック企業に搾取され続けるのは嫌だ!

もっと自分の人生を大切に考えてみませんか?

店長でも、残業代を払ってくれる会社もたくさんありますし、次のステップや将来に向けてやりがいをもって働くことができます。

これまで、「飲食だから・・。」とあきらめてきた人も、自分のやる気次第で人生を変えることができるのです。

飲食業の転職を成功させるには、まず第一にやる気です。

他の職種だと、経験を重視されることがほとんどだと思いますが、飲食業の場合は志望度といって、どういった志を持って転職をしようとしているかが、重要視されるといわれています。

アルバイトを雇う時もそうですが、やる気が感じられることが、いちばん重要ですよね。

あとは転職を成功させるための転職活動をすることです。

当たり前ですが、ここが運命の分かれ道となります。

今すぐクリック>>転職を成功させるために必要なこと