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居酒屋の店長にやりがいはあるのか?きれいごとではない真実とは

居酒屋店長のやりがい

こんにちは、飲食店を転々と20数年生きてきたジュンイチです。

飲食店で働いていると、毎日同じルーティーンの繰り返しで、仕事に飽きてくる時期ってありますよね。

イマイチ”やりがい”というものが感じられない・・

 

店長になれば、やりがいができるかも!

責任も重くなるし、仕事も労働時間も増えるだろうから、しんどいだろうけど、やりがいの方が大きかったら、仕事も楽しくなるかも知れないと考えますよね。

 

飲食店の店長のやりがいってなんだろう?

大手チェーン店と、個人規模の居酒屋で店長を務めた筆者が、そんな疑問に答えたいと思います。

やりがいとは充実感のことですから、自分がやりがいだと感じれば、それはやりがいです。

でも「やりがい詐欺」という言葉があるように、”やりがい”に執着しすぎるのは危険なので、会社のやりがいと自分のやりがいを、はき違えないようにしなければいけません!

そもそも仕事に”やりがい”なんてなくてもいいのかも知れませんよ。

飲食店店長の”やりがい”とは?

飲食店の店長って、どんなやりがいを感じているのか、インターネットで調べてみた結果、だいたいこんな結果になりました。

・お客様の笑顔や、ありがとうの言葉
・後輩やアルバイトが成長すること
・店を回したりアイデアで売上を上げること

一つずつ見ていきましょう。

お客様の笑顔や、ありがとうの言葉

飲食業の人に、やりがいを訪ねると

「お客様に喜んでもらえて、ありがとうって言ってもらえたときに、やりがいを感じます。」

十中八九、こんな答えが返ってくるのではないでしょうか。

「お客さんの笑顔の為に」

これも、よく耳にするフレーズです。

 

たしかにお客さんに気持ちよく過ごしてもらったら、気分もいいですし、「ありがとう」と言われたらうれしかったりもします。

「料理がおいしかったよ。」なんて言ってもらえると、間違ったものを提供していないんだと、自信にもつながりますよね。

「お客様は神様です」までいってしまうと、やりすぎな感じがしますが、これぐらいなら社会貢献的な充実感と、自分の接客に対する評価という点では、やりがいだといえるかも知れませんね。

後輩やアルバイトが成長すること

入ってきた時は何もできなかった新人が、少しずつ仕事を覚えていく。

教えられる立場だったのに、いつの間にか責任感を持って、任せられる仕事も増えていく。

後輩やアルバイトを教育して、一人前にするのも仕事の一つですから、成長していくのを見ることにも、やりがいを見出すことができます。

店を回したりアイデアで売上を上げること

いちばんの仕事は、売上を上げることですから、忙しい店をスムーズに回したり、アイデアを実行してお客さんを呼び込んだり、客単価を上げたりすることができれば、会社からの評価も上がるので、やりがいを感じることが出来るでしょう。

小さい会社だと、メニューや仕入れなども、店長がすることもあるので、大手に比べてもっと細かい部分での力量が問われることもあります。

やりがいの前に、大切なこととは

お客様の笑顔、従業員の成長、売上アップ

確かにこれらは、やりがいともいえます。

でもそれは、働く環境が整っていればの話。

会社がブラック企業で、待遇が最悪なら、そんなきれいごと言ってられないですよね?

 

残業代もろくにつかない、少ない休日を返上して営業させられる。

小規模な居酒屋で店長をしていた時は、そんな待遇だったので、お客さんの笑顔どころではありませんでしたよ。

店長といっても、ほんの少し手当がつくだけで、社会保険もないような会社です。

 

他に従業員が3人いたのですが、みんなやる気がないので、成長もないどころか、毎日のように問題ばっかり起こしてくれていました。

それも店長の責任になって、そのせいで3カ月間、減給されたこともありました。

そのくせに、売上を上げても何も給料には反映されない。

 

つまり、頑張ったことが報われる環境がなければ、やりがいなんて何の意味もないということです。

やりがいの前に、まずは働く環境が重要なのです。

飲食業のやりがい詐欺に注意!

飲食業には、やりがいを煽って、悪い待遇でこき使う「やりがい詐欺」が横行しています。

待遇の悪さを、会社のために働くことが”やりがい”だと刷り込んで、昇給もない、給料も上がらない、その結果”使い捨て”となるシステムのことです。

 

朝礼や会議で、洗脳に近い刷り込みをされていませんか?

目標を叫ばされたり、なぜか夢を語らされたりとか。

それによって、サービス残業が当たり前の雰囲気が出来ていたり、労働者の権利を主張できない雰囲気がつくられているなら危険です。

精神論も大事かもしれませんが、それに見合った対価が得られる環境がないと、何の意味もありません。

 

そもそも労働者の権利である労働基準法すら守られていない職場で、やりがいなんて感じられるわけがないですよね。

飲食店店長のやりがいまとめ

飲食店の店長は、キツイことも多いですが、楽しいことも多く、社会にも貢献できるやりがいのある仕事だと思います。

でも自分の為になることをやりがいにしなければ、40代50代になった時に、何もスキルが身に付いていなかったことに気付いて、辞めていく多くの人の中に入ってしまうので気を付けなくてはいけません。

一生その会社で働いていくつもりなら、会社の為に頑張ることもやりがいですが、そうでなければ、自分の将来に役立つことをやりがいにしないと意味がないわけです。

筆者の場合は、独立の為に料理のスキルを上げ、経営の勉強をしたり、サービス検定を受けることで、会社のためだけではなく、自分自身のやりがいに変えることで、より充実した働き方ができるようになりました。

待遇の悪さから眼をそらすためのやりがいではなく、将来に残るやりがいを探してみてはいかがでしょうか。